夢の吊り橋は静岡県川根本町の寸又峡(すまたきょう)にある大間ダム湖にかかる吊橋。
高さ8メートル、長さ90メートルの吊り橋で綺麗なエメラルドグリーンの湖を真上から眺められると話題な観光地ですね。
死ぬまでに1度は渡りたい吊り橋として日本だけでなく世界的にも人気があります。
こんな人気な観光地なので行楽シーズンは大変混雑していますが、早朝に行くことで混雑を避けることができました!
寸又峡はバスでもアクセスできますが、早朝に行くなら車一択になるでしょう。
今後行く予定のある人はこの記事を参考にしてみてください!
実際に行った記録
夢の吊り橋は季節を選ばずにいつでも楽しむことができますが、僕が夢の吊り橋に行ったのは1年の中で1番人気のある紅葉シーズンです。
この1番混雑しやすい時期でも早朝に行くことでスムーズに観光を楽しめたので夏、冬、春に行く人も参考になると思います。
静岡SAスマートICから車で約1時間半
東京を出発し東名高速から新東名高速を経由して降りたのは静岡SAのスマートIC。
(名古屋方面からは島田金谷ICで降りたほうが近いです)
朝5時前に高速を降りたのでまだ空が暗い時間帯に山道を運転しました。
この静岡SAから寸又峡までの道は基本的に1本道で狭いので交通量が増えると渋滞することもあります。
しかし今回は5時台のドライブだったのですれ違う車もほとんど無くスムーズに運転できました。
約1時間半で寸又峡に到着。
ニホンカモシカがお出迎えしてくれました!
夢の吊り橋の入口にあたる場所です。
夢の吊り橋入口近くのお店に駐車
「長島園」というお店の駐車場に車を停めました。
駐車料金は¥500
入口の近くのお店なので歩く距離を短縮できておすすめです!
ただし台数が限られているので早朝に来ないとすぐに埋まってしまうと思います。
目の前にトイレもあって利便性も○
吊り橋まで徒歩で約30分
車で寸又峡に着いてもすぐ目の前に吊橋があるわけではありません。
ここから歩いて約30分の道のり・・・!
横目に山を眺めながら舗装された道を歩いていきます。
朝だと静かにトレッキングできて気持ちいい!
観光客もまだ少なく、小鳥の鳴き声が聞こえてきます。
210m続く天子トンネルを抜けると眼下には小さく夢の吊り橋が!
ここまでで約20分
階段を降りて徐々に近づいていく
行ったのは11月中旬でしたが、紅葉のハイシーズンとは少しずれてたかもしれませんね。
階段、緩やかな下り坂を降りて吊り橋に到着!
吊り橋をひとりじめ!
まずは写真をみてください!
人がひとりもいなーい!
こんな写真が撮れるのは早朝の特権ですね♪
横から撮るとこんな感じ
綺麗な景色!!
ですが正直言うともう少し綺麗な水の色を想像してました(笑)
後で聞いたら数日前に降った雨の影響で湖の色が完全には戻っていなかったようです。
ここに来るタイミングも重要・・・
完璧な状態の夢の吊り橋、寸又峡を見れたら本当に願いが叶うかもしれませんね!
吊り橋を渡ってみる
写真でみてわかる通り、吊り橋の幅はとても狭いです。
高所恐怖症の人は渡れないかもしれません。
足を踏み外したら落ちてしまいそう・・・
携帯は落ちたら確実に湖にさよならですね・・・
橋から右側を眺めると大間ダムが見えました!
橋に乗れるのは1度に最大10人までの決まりがありますが、その理由を渡ってみると体感できます。
人が歩くたびに揺れて「ギシッギシッ」という音が響くので高所恐怖症ではない僕でも怖く感じました。
ふざけて走り回ったりするのはやめましょうね。
落ちる人が出てもおかしくないです。
夢から醒める地獄の階段
ハイシーズンの夢の吊り橋は一方通行になっていて来た道を戻ることができません。
吊り橋を渡ったあとは約300段の階段上りが待っていました。
この階段が急で足場も良くないので本当に大変です。
必ず歩きやすい靴で来ることをおすすめします・・
階段の途中で振り返ると吊り橋が見えました!
このアングルから見る吊り橋の景色も綺麗ですね。
(この角度になるまで階段を登ると覚悟してください)
階段を上りきり坂道を少し登ると休憩もできる展望スペースがありました。
大井川鉄道で使われていた電車でしょうか?
ここにはトイレや自販機もあるので景色を見ながら休憩できます。
(このあと約50分歩きます)
遠回りして入口に戻る
帰りはぐるっと遠回りをして入口に戻りました。
道中は山や咲いてる花を見ながらのんびり歩きます。
帰りも川を渡りますが通る橋の名前は飛龍橋。
橋からは遠くに夢の吊り橋も見えました!
こう見るとだいぶ遠回りして帰るのがわかりやすいですね。
約50分歩いて入口に戻れました。
飲食店で朝ご飯を食べて寸又峡散策終了
戻ったころの時刻は8時半。
反対に今から吊り橋に向かう人が多く
「これから混みそうだな〜」
と横目に見ながら朝ごはんを食べます。
しいたけそば ¥800
山いも餅 ¥500
この日は寒かったので冷えた体に染みました。
どちらも美味しかったです!
しいたけに味が染み込んでて美味い!!
手造りの店 さとう
営業時間 6:00〜18:00
川根本町は吊り橋が他にも!
寸又峡がある川根本町エリアには他にも吊り橋がいくつかあります。
目に入った吊り橋に寄ってみました。
両国吊橋
寸又峡に向かう途中の道から左側に見えてくる吊り橋です。
作りはしっかりしてそうなので夢の吊り橋ほど揺れなかったですね。
下を流れる川の水が綺麗でした!
久野脇橋 塩郷の吊り橋
この橋は帰りに島田金谷方面に行ってみたときに見えた吊り橋です。
夢の吊り橋に匹敵するほど橋の幅が狭く、スリリングな体験を味わえます。
橋の距離が長いぶんこちらのほうが怖く感じるかもしれません。
夢の吊り橋に早朝に行ってみて
早朝に行ってみた感想としては
「また行くなら絶対に早朝に行く!!」
というのが率直な感想です。
早朝に行って良かったこと
- 車が混雑しない
- 山の音を聞きながら歩ける
- 待ち時間がない
- 写真が撮りやすい
- 気候がいい
車が混雑しない
寸又峡までの道は基本的に1本道なので車が増えると混んでしまう可能性が高いです。
道幅が狭く片方が譲らないと通れないポイントもありますが、早朝であればすれ違いがないのでそんな心配がありません。
予定した時間通りに到着しやすく車も入口に近い場所に駐車できます。
ポイント
大駐車場に駐車すると夢の吊り橋入口まで歩く距離が増える!(約8分)ハイシーズンは料金も同じく¥500かかるから早朝なら近くまで行ったほうが楽。
山の音を聞きながら歩ける
人が混み合う時間(8時〜15時)だと会話の声や足音も増えるので静かに山の音を聞くのは難しいと思います。
吊り橋までの道を歩きながら
- 川の流れる音
- 小鳥の鳴き声
- 風で木々が揺れる音
を感じられるのは早朝トレッキングの醍醐味です!
野生のカモシカや猿が現れることもあります。
ズームしているのでわかりづらいですが真ん中に見えるのがおそらくカモシカです。
(正確な判断できなくてすみません・・・)
実は今回で寸又峡に来るのは2回目で1回目のときに出会いました!
待ち時間がない
夢の吊り橋は1度で同時に渡れるのが10人までと制限されているので、混雑してくると待ち時間が発生します。
多いときは3時間待ちになることもあるそうです。
夢の吊り橋
— KENGO (@k_i_i_k) November 24, 2021
渋滞してました pic.twitter.com/3Ylx9bO4EP
早朝であれば待つことはありません!
写真が撮りやすい
人が少ないので自分の撮りたいアングルから写真を撮ることができます。
また人が入らない吊り橋の写真は朝じゃないと撮れません。
壁紙にしたくなるような写真も撮れちゃいますね!
実際に朝に来てる人は高そうなカメラを持ってきている人が多かったです。
(この記事でのせてる写真はすべてiPhoneで撮影した写真です)
気候がいい
朝の空気って気持ち良いですよね。
時期によっては少し肌寒いですが、11月も気持ちよく歩くことができました。
もし夏に行く場合は朝に行かないと、とても耐えられないと思ってしまいます。
待ち時間が発生する可能性も含めて、特に夏は早朝をおすすめします!
(朝6時からゲートが開くようです)
早朝に行く注意点は?
早朝に行って良かったこともあれば、注意点もあります。
- 出発時間が早くなる
- 暗い山道の運転
出発時間が早くなる
今回のように朝6時半に到着するには5時頃に静岡SAを降りるのが目安になります。
東京から静岡SAまで約3時間かかったので2時頃には家を出発しました。
早朝に行くときは前日から予定を調整して睡眠をしっかりとって来れるように準備する必要がありますね!
前日の夜のうちに出発して近くまで来てから車中泊するのもいいかもしれません。
暗い山道の運転
山道の運転で気をつけるのは車だけではありません。
寸又峡までの山道は動物が出てくる可能性が高く注意して運転しましょう。
僕が行ったときもカーブを曲がったら道の真ん中にカモシカが2匹もいて慌ててブレーキを踏みました。
車が少ない時間帯でも暗い山道は危険が潜んでいるのでスピードを出しすぎずに安全運転で山を登りたいですね!
さいごに
「死ぬまでに1度は渡りたい吊り橋」
として有名な夢の吊り橋ですが、ぜひ行ってみてほしい場所でした!
山の空気を吸いながら絶景を眺められるスポット・・・
しかし忘れてはいけないのが90分ほど歩くこと!!!
当日は必ず歩きやすい靴で行ってくださいね。
間違ってもヒールがある靴を履いてこないでください。
橋から落ちる可能性まであります。
行ける人は今回僕が行ったように早朝の時間帯に訪れてみてください!
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